脱井蛙ブログ

教職を志す地方公立大学の学生が教育含めた様々なことを発信するブログです

卒論代行!?

 

   以前Facebookを見ていてびっくりしたのが、「卒論・論文代行会社」の存在でした。

   料金はそれなりにかかるようですが、調査資料や文献を送ると超短期間(最短一日)で論文を作ってくれるというのです。一見なんでそんな会社があるんだ、作ってもらってどうするんだという言葉が聞こえてきそうな内容。個人的にもそういったところに任せるのはどうなのかなと思うところもありますが、ホームページにこんな言葉が載っていました。

   ほとんどの人は卒論や昇進論文の執筆経験がありません。

   天才でもない限り、経験が無い卒業論文や昇進論文をいきなり書き上げることはできません。練習したことがないので、論文を書けなくても仕方がないことだと私たちは思っています。

以前にこのブログで書いていたことと同じです!「書き方を知らずして書けるはずがない」卒論代行のホームページでこの言葉に巡り合うとは思ってもみませんでした。

   少し話は変わりますが、一年前まで役員の仕事の一環で卒論集を学生に売ることがありました。「卒論の見本でもあるから、そういう意味でと読んだ方がいいよ。」と教授も仰っていましたが、実際学生はほとんど見向きもしません。卒業論文なんてほとんどの学生が書いたことがなく、文字数面でも半分以下のレポートばかりだったはずなのに。

   卒業するためのハードルとして立ちはだかる面倒な論文という考えが先行。四年になってから重い腰を上げて取り組み始めると、書き方も分からず代行にお世話になったり文字数も期限もギリギリの提出でなんとか卒業、という考えは無くさないといけません。

   卒業文集とか他の文章と同様に、卒論を書く意味を自分なりに考えて年度明けに臨むようにします。