脱井蛙ブログ

教職を志す地方公立大学の学生が教育含めた様々なことを発信するブログです

ポエムは楽だが役に立たない

   ここでいうポエムは、詩ではありません。「口から発して・耳で聞いて心地よいけど具体性は皆無な言葉」を指しています。今回はポエムが大好きな人への問題提起と自戒を込めて書きました。

   昨日はedcampTokyoに参加してきました。まだまだシワの少ない脳みそを丸一日フル回転させてきたわけですが、この記事では印象に残っているものから一つを挙げます。 

与えられた課題を解決するだけではこれからの社会では通用しない。「何をやるべきか」を想像・判断・実行するチカラが求められている。

「なぜやるのか」も大切ではないかと思いますが、今回は「何をやるべきか」についてです。これは確かにそうだ!人生の何にでも応用できるまさに21世紀型スキルだな!と感じました。が、しかし…

ポエ娘・ポエ息子はこれが全くできません。

    ポエムが大好きな人を僕はこう呼んでいます。ポエムを唱えるのは楽です。「〜が大切だと思う。」「〜しないといけないと思った。」「〜でなくちゃあいけない。」

   しかし、そのために次は何をどのようにすればいいのかというところに考えが全く至っていない人がとても多い気がします。自分の周り=大学生で。大学生ポエ娘・息子に上記の質問を投げるとだいたい「どうしたらいいんだろう…?」という答えが返ってきます。結局、いいこと言ってるけど中身は空虚な自己満足でしかない。

   また、ポエムへのこだわりはとても強い。強すぎて何か突っ込まれるとプリプリ怒り始めます。が、怒るだけ怒って逃げるかやるとなると分からない。企画などでも物事を進めるのはいつも彼らを怒らせる側の人です。大学3年間で何度もこういう経験がありました。

教師がこれだと重症だ!

   教師になる上で「生徒のことを常に考えます!」「共に学び合える教師を目指します!」「○○科の楽しさを実感させられる授業をします!」とか、紋切り型の自己PRはよく聞きます。それぞれ実践する具体的な案や方法があればいいと思いますが、これを聞くと「うーん…」という反応があるはずです。これで現場に入っても、実践することは不可能ではないでしょうか…。

   ポエム大好きからは脱却しなければならないといつも思っています。具体的な方法として

  1. 野望・ビジョンを持つ
  2. 自分をやらないといけない状況にもっていく
  3. 具体的なアクションを考える。

という手順を私は踏むようにしようと意識していきます。edcampのエピローグでも必ず具体的なアクションを考え、しかもみんなに話すという2.3が両方必ず入ってる。やらないといけない状況に自分や周りをもっていくことは先生として必須のスキルだと思うので、とりわけ2が重要なのかなと思ったりもします。

   PBLでも学生企画でもなんでも、ポエムではいけないと思う今日この頃でした。

 

 

ファンタスティックビーストめちゃ面白かったです🙆‍♂️

 

佐藤